生前にできる簡単な相続対策~自分の親の戸籍を確認する

よくわかる相続と遺言書のマニュアル

私たちが実務を行っている中でも時々あるのですが、自分の親が亡くなって戸籍を集めていたら、自分が知らない相続人が出てきた、といったケースがあります。

例えば、亡くなった方に離婚歴があり、前妻との間に子供がいるなどということになると、その子供にも相続権が生じてきます。

また、いわゆる非嫡出子(婚姻関係にない男女の子)が戸籍に記載されている、ということもあります。

こうした心配がある方は、まず親の戸籍を取得してみることをお勧めします。

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親の戸籍は自分で取得することができる

日常生活の中で、自分の戸籍でも滅多に取得する機会というのはないかもしれません。

ですから、親の戸籍を取得したことがある、という方はなおさら少ないでしょう。

戸籍というのは、原則として記載されている本人のものしか取得できないのですが、直系卑属(血のつながっている直系の子や孫)であれば、親や祖父母といった人たちの戸籍を取得することが可能です。

そこでもし、自分の知らない推定相続人(将来相続人となる人)が出てくれば、親の生前にきちんと遺言書を残しておいてもらうなど、相続対策を事前にとっておいてもらうこともできるでしょう。

なお、戸籍は親の本籍地に対して請求することになりますが、本籍地が遠方で直接出向くことが難しいといった場合、郵送でも請求することができます。郵送請求で必要な書類などは市区町村によって異なることがありますので、事前に確認しておきましょう。

こういったことは、事前に知っておくのと知らないのとでは、やはり気持ちの整理という面でも違ってきます。

自分の場合は大丈夫かな、と思ったら、親の戸籍を取り寄せて確認しておくということも、立派な相続対策です。